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視線の先にあるものは
2025年05月30日-
気温低めな五月末
フリースと入れ替わりに並んだ半袖は脇役で
羽織ものなしではムリだし
お風呂上りの足元が冷えちゃならんと
引出しの奥のほうから厚めの靴下を出す
夏仕様を慌てなくてもよかったじゃない
脚立にまたがってのエアコンのご機嫌取りや
ヒーターと扇風機の交換を
必死のパッチでダダダと済ませたけど
出番待ちの彼らが所在無さげで
引っ張り出した冬物の方がバツが悪そうだった
この涼しめ気温が過ごしやすいのだけれど
不意打ち的に真夏日が現れるのだよきっと
でもって真っ先にリモコンの冷房ボタンをピッ
除湿が先かもしれんけれど
おウチの細々な雑用をやらない人が押すのよ
「お掃除してくれたから気持ちイイね
あ・り・が・と・う」
なんて言ってくれたなら
疲れも吹っ飛ぶというものだよって
口が勝手に動くかもしれない
でもたぶん 馬耳なんだろうな
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春の仏生山公園をお写んぽ後編です
小さなお池は法然寺参道の前池(火の河)です
池を半周したあたりに榺神社と
石柱に立派な文字を見つけたの
もちろん行ってみますよ
「榺」の読み方はちきりです
勝の力の部分が木になった字です
地元ではちきりさんと呼ばれています
ちきりは経糸を巻く機織りの道具のことで
それを持っていた少女が池の人柱になったことが由来のようです
供養を待つ人形たちです
昭和の家には必ずと言っていいほど飾られてました
彼女達の視線の先はどこなのだろうかと…
心が痛みます
ちきりさんの石段正面に法然寺の五重塔が見えます
参道に佇むお地蔵さん
睨みを利かした仁王さん
やはり視線の先が気にかかります
道案内のにゃんこはスタスタと
参拝を先に済ませなくてはね
ここ法然寺は高松藩主松平家の菩提寺で
正面小山の頂上が藩主の、下は領民のお墓になっています
なかなか合理的に考えられてると思いませんか?
先祖の墓参時に殿様にも手を合わす→民に支持される→
土地に愛着を持って働いてくれる→税収が上がる
特別扱いを好む方では考えつかないかもね
今回は五重塔後方の道を通ってみます
年代物の石仏が並んでおられます
お釈迦様は穏やかな世を祈り
菩薩さまは世の不条理をはて、どうすればと
首をかしげているようにも見えます
舞い散る桜と相まって心にしみました
のんびりblogなので2か月もかかってしまいました
これにて今年の桜物語最終回となります<(_ _)>
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断捨離がまったく捗らないのは何故なんろう?
ナマケモノが思い立ったからなのか
それとも能力を越えたプロジェクトなのか
根気がないんですよ
それに変なところにこだわるから
まだ使えるとかもったいないとかで止まってしまう
オバチャンあるあるなのよね
それだけじゃないかな
供養待ちのお人形を見てたらね
気に入って買ったものやプレゼントだったろうに
断捨離や家じまいで持ち込まれたのでしょう
人形というかたちだから尚更なんだけど
モノに対する人間の傲慢さをみたいなのを感じてしまってね
使い切ってやらないと
人が作ったものなんだからね
お・も・い・や・り
なんじゃない?